どの歌の練習アプリがいいかは、何を練習したいかで変わります。本格的なボイトレなら、レッスンに採点がつき講師の歌声と比べられるVoick。無料で自分の音程を目で見たいなら、音程チェッカーかVocalTuner。自分の音域に合う曲を知りたいなら、カラオケ診断。好きな曲で練習したいなら、曲をあなたの音域に合わせるSimply Sing。発声練習のメニューを毎日こなしたいなら、音域に合わせたエクササイズがそろうSing Sharpです。どれを選ぶにしても、まず無料の1分テストを2つやって音域と音程を測っておきましょう。数週間後、アプリが効いているかを比べられます。

この記事のポイント

  • 見るべきは2つ。自分の音域に合った曲や練習があるか、歌っている間に反応があるか。Simply SingとSing Sharpは音域に合わせると書いています。
  • 無料でできることはアプリごとに違います。音程チェッカーは広告つきで無料、VocalTunerは保存数に上限のある無料版、カラオケ診断はアプリ内課金なし、Voickは基本無料です。
  • どのアプリもマイクで声を聴きます。静かな場所で練習しましょう。私たちに届く歌声の録音の半分近くには、扇風機やエアコン、車の音が入っています。
  • アプリは練習の相棒で、医師ではありません。歌うと痛い、声のかすれが治らないときは練習をやめて受診してください。
  • カラオケの採点で練習したいなら、分析採点JOYSOUNDやポケカラもあります。カラオケアプリおすすめで比べています。

選び方

2026年10月26日に、各アプリのApp StoreとGoogle Playのページ、公式サイトを読み、アプリ自身が書いている機能、価格、対応機種をまとめました。すべてのアプリでレッスンを最後までやったわけではないので、この記事は何ができていくらかかるかの比較で、どれだけ歌が上手くなるかの比較ではありません。価格はその日の日本のApp Storeのものです。

アプリこんな人に対応無料でできること有料(日本)音域に合わせる歌っている間の反応
Voick本格的なボイトレiPhone、iPad基本無料プレミアム 月3,000円、3か月8,100円、12か月22,800円記載なしセント単位の音程、採点
音程チェッカー無料で音程を見るiPhone、iPad、Android広告つきで無料広告非表示+グラフ拡張 240円/2,500円記載なし音階・音高をリアルタイム表示
VocalTuner音程の軌跡とお手本の比較iPhone、iPad曲2件・楽譜2件・録音3件まで保存Pro 2,500円(買い切り)キー変更あり音程の軌跡
カラオケ診断音域に合う曲探しiPhone、iPad無料(アプリ内課金なし)なし音域から曲を診断音域・音程・声の長さ
Simply Sing好きな曲で練習iPhone、iPad、Android無料ダウンロードPremium、1,490円〜13,000円する(曲)あり
Sing Sharp毎日の発声練習と音感iPhone、iPad、Android広告つきで無料メンバーシップ 1か月3,000円、1年13,600円する(練習)1音ずつリアルタイム
Tera Studioのテスト(当社)今の実力を測るブラウザ無料、録音は保存しない無料音域を表示100点満点で採点

1. Voick:本格的なボイトレをしたい人に

Voickは、歌声をリアルタイムで解析し、音のズレをセント単位で見せるボイストレーニングアプリです。レッスンには採点機能があるので、一人でもトレーニングの評価ができます。自分の歌声と講師の歌声を聴き比べ、目でも確かめられるのが特徴です。録音と解析データは日付ごとに保存され、過去の自分と比べられます。高い声、ビブラート、ミックスボイスに取り組みたい人向けとうたっています。日本のApp Storeでは約3,000件の評価で4.6です。

  • 価格: 基本無料。プレミアムプランは1か月3,000円、3か月8,100円、12か月22,800円で、セール価格のこともあります。スケールレッスン(高音域・低音域)は各600円で別売りです。
  • 注意点: アプリの説明では、練習を自分の音域に合わせるかどうかには触れていません。

2. 音程チェッカー:無料で自分の音程を見たい人に

音程チェッカーは、マイクから入った音を解析して、音階、音高、オクターブ、周波数、波形をリアルタイムで表示するアプリです。音域の測定、カラオケの練習、音痴の矯正、発声練習などに使え、lowA、mid2A、hihiAといった表記にも対応しています。メトロノーム機能(ベータ)もあり、タップで一時停止して結果をゆっくり確認できます。日本のApp Storeでは約7,800件の評価で4.5、Android版は10万回以上ダウンロードされています。

  • 価格: 広告つきで無料。広告非表示とグラフ機能の拡張は240円と2,500円の2種類があります。
  • 注意点: レッスンはありません。何を歌うかは自分で決める、音程を見るための道具です。

3. VocalTuner:音程の軌跡をお手本と比べたい人に

VocalTunerは、声の高さを軌跡として画面に描くチューナーです。iPhoneに向かって歌うと、音が合っているか、しゃくりのクセがあるかがひと目でわかります。取り込んだ曲の音程を解析して自分の音程と見比べながら再生でき、キーを変えたり、AIでボーカルと伴奏を分けて伴奏だけで歌ったりもできます。MIDIやMusicXMLの楽譜も読み込めます。日本のApp Storeでは約1,200件の評価で4.4です。

  • 価格: 無料版は曲2件、楽譜2件、録音3件まで保存できます。VocalTuner Proは2,500円の買い切りで、保存が無制限になり広告も消えます。
  • 注意点: こちらもレッスンのない道具です。

4. カラオケ診断:自分の音域に合う曲を知りたい人に

カラオケ診断は、マイクに向かって低い声と高い声を出すと、あなたの音域に合うカラオケ曲を診断するアプリです。4,300万曲を超える曲から探せて、音域、音程、声の長さをゲーム感覚で分析する機能や、ボイストレーニング機能もあります。日本のApp Storeでは約1.2万件の評価で4.2です。

  • 価格: アプリ内課金はありません。
  • 注意点: 曲選びの助けが中心で、体系的なレッスンではありません。

5. Simply Sing:好きな曲で練習したい人に

Simply Singは、Simply PianoやSimply Guitarを作ったSimplyのアプリです。あなたの声のタイプを見つけて曲をあなたの音域に合わせるので、高いところも低いところも歌える高さに収まります。歌詞は音楽に合わせて流れ、原曲の歌声なしでも、歌声と一緒にも歌えて、いつ音を伸ばしていつ息を吸うかを教えてくれます。やさしい曲から始めて難しい曲を解放していき、毎日ヒントも届きます。日本のApp Storeでは約2,000件の評価で4.6、Google Playのダウンロードは1,000万回以上です。

  • 価格: Premiumはアプリ内で購入します。日本のApp Storeには1,490円から13,000円までの選択肢が期間の表示なしで並んでいるので、支払う前にプランの画面を確認してください。
  • 注意点: 曲とヒントで教えるアプリで、発声テクニックの練習メニューではありません。

6. Sing Sharp:毎日の発声練習と音感トレーニングに

Sing Sharpは、歌っている間に声を聴き、当たった音と外れた音を1音ずつ表示します。練習はあなたの音域に合わせて作られます。音域テストから始まり、Daily Workout、Recovery Warmup、Sing High Notes(高音)、Mix Mastery(ミックスボイス)、Vibrato Pro、Harmony & Trioの6つのプログラムがあります。音感トレーニング、ボーカルコーチの動画レッスン、音声と動画の録音もあります。日本のApp Storeでは約190件の評価で4.4、Google Playのダウンロードは100万回以上です。

  • 価格: 広告つきで無料。メンバーシップは1か月3,000円、3か月5,500円、1年13,600円で、広告の非表示は500円で別に購入します。
  • 注意点: 無料版には広告が出ます。

アプリが声を聴き取れる場所で練習する

これらのアプリはマイクであなたを判定し、あなた自身も録音を聴き返して判断します。私たちの録音を見ると、それがどれほどよくずれるかがわかります。2026年10月12日から20日に、Tera Studioで新しい声を使って作られた183曲のうち85曲、46%は、一定の背景ノイズが入った歌声の録音から作られていました。多くは扇風機、エアコン、車の音です。音程チェッカーにも、小さな音やノイズを拾わないようにするマイク感度の設定があります。扇風機を止め、窓を閉め、スマホを前腕ひとつ分ほど離し、アプリが音を鳴らすときはイヤホンを使いましょう。そしてときどき無料のボイスレコーダーで自分の歌を録って聴き返してください。頭の中で聞こえる自分の声は、実際とは違います。

お金を払う前に:今の実力を測っておく

1分のテストを2つやっておけば、どのアプリでも数週間後に比べる基準ができます。無料の音域テストは、無理なく出せるいちばん低い音と高い音、声のタイプを表示し、無料の音程テストは5つの音が流れ、それぞれを歌い返すと100点満点で採点します。どちらも録音は保存しません。練習している曲が高すぎるなら、曲のキー変更ツールでどんな曲のファイルも最大6半音まで上げ下げできます。どれだけ変えるかは曲のキーを自分の声に合わせて変える方法に、アプリなしでできる練習の流れは歌が上手くなる方法にまとめています。

お手本を自分の声で聴いてみる

うまく歌えたときにどう聞こえるかを知っておくと、練習の助けになります。Tera Studioは、どんな曲も自分の声で歌ってくれます。ふだんの声で1分ほど歌を録音して原曲をアップロードすると、元の歌手の音程や歌い回しのまま、曲全体を自分の声で聴けます。2分歌うと、より本人らしい声になります。これらのアプリのように声を鍛えるものではありませんが、スターではなく自分らしく聞こえる目標ができます。歌が苦手でも大丈夫:自分の声で好きな曲を歌うもどうぞ。

よくある質問

無料で使える歌の練習アプリは? 音程チェッカーは広告つきで無料、カラオケ診断はアプリ内課金なし、VocalTunerは保存数に上限のある無料版、Voickは基本無料です。当社の音域テスト、音程テスト、ボイスレコーダーも無料です。

初心者におすすめのボイトレアプリは? 好きな曲で練習したいならSimply Sing。曲をあなたの音域に合わせ、息つぎも教えてくれます。発声練習のメニューを毎日こなしたいならSing Sharp、採点つきのレッスンと講師の歌声で練習したいならVoickです。まず無料の範囲で始めて、2週間後に音程テストをもう一度やってみましょう。

アプリだけで歌は上手くなりますか? アプリが得意なのは、くり返しと正直な耳が必要な部分です。音程を合わせる、音域を知る、毎日発声練習をする、自分の声を聴き返す。ただ、同じ部屋にいる講師のように姿勢を見たり、力みを聴き分けたりはできません。毎日はアプリ、ときどきレッスンという人もたくさんいます。歌うと痛い、声のかすれが続くときはやめて受診してください。

高音を練習できるアプリは? Sing SharpにはSing High Notesというプログラムがあり、Voickも高い声を出したい人向けとうたっています。Simply Singは曲をあなたの音域に移すので、高いところに手が届きやすくなります。いちばん効くのは曲のキーであることも多いので、高音の出し方:喉を締めずに高い声を出すコツも読んでみてください。

アプリで歌が上手くなるまでどれくらいかかりますか? ほとんどの日に15分練習すれば、たいてい数週間で違いが聞こえてきます。先に良くなるのは音程と曲選びで、音域はもっとゆっくり広がります。

どんな曲も自分の声で聴いてみる。最初の2曲は無料で作って聴けます。